堆肥の種類 特徴

堆肥

腐葉土

落葉広葉樹の落ち葉(くぬぎ、コナラ、ケヤキ、カエデなど)を積んで堆肥化させたもの
水や肥料成分をバランスよく保持してくれる
葉が黒く変色し葉の形が分かる程度に崩れているものがよい(黒い色は微生物によって分解された有機物の色)
葉の色が茶色だったり形がそのままの状態だとまだ未熟堆肥になる。

バーク堆肥

木の皮に鶏ふんや油カスなどの発酵補助材を加え堆肥化させたもの
植物繊維を多く含み高い土壌改良効果がある
乾燥していると水がはじいてなじみにくくなる

牛ふん堆肥

牛ふんにおがくずや稲わら、もみ殻などを加えて堆肥化させたもの
牛は草が主食なのでふんに繊維分が多く含まれているそのため
土壌改良効果と肥料効果をバランスよく発揮する。
木の皮を多く含ませてある「牛ふんバーク堆肥」も販売されている。

鶏ふん

ニワトリはトウモロコシなどの栄養価の高い濃厚飼料を食べているので繊維分がほとんど含まれておらず牛ふんより肥料成分が多く含まれる

「乾燥鶏ふん」は化成肥料並みの肥料効果がある。

豚ふん堆肥

牛ふん堆肥と鶏ふん堆肥の間くらいの成分。

未熟堆肥

全ての堆肥に共通することだが葉や枝などの原型が残っていたり強いにおいがすると未熟堆肥になる。
これを畑に投入しすぐに植え付けてしまうと微生物が土の中で活発に活動して土中の窒素が欠乏したり(分解するときに微生物が窒素を必要とするから)
二酸化炭素が大量に発生して作物に害を与えてしまう。
また分解の途中で有用微生物が増えると同時に病原菌の活動も活発になり作物の根などに侵入して被害が出る
通常の堆肥は作付けの2~3週間目に行うが未熟堆肥を使うときは最低でも1ヶ月以上前(厳冬期は温度が低く分解が遅いのでもっと時間がかかる)
に投入して土の中で十分に分解させてから作付けする。

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