こんにちは。
定植から1カ月が過ぎまし、ていよいよ実をならせる時期になってきました。
台風の後には一部草勢が落ちていたところもあったのですが、
交配時期を遅らせて草勢回復に時間をさいたおかげで
どうにか葉っぱをしげらせることが出来ました。
草勢が弱い状態で着果(実をならせること)をしてしまうと
葉っぱや茎が充実せずに成長してしまうので
果実が大きくなりきれずにおいしいスイカができません。
今回は交配~着果棒を立てるまでを紹介していこうと思います。
交配
スイカには雄花(おばな)と雌花(めばな)があり
雄花の花粉を雌花に付けることで交配し果実がなります。
雄花
雌花
雄花は葉っぱ1枚ごとに毎回花が来ますが
雌花はおおよそ葉っぱ6枚おきに来るので、交配のタイミングを逃すと
収穫の時期がどんどん遅くなります。
スイカは3本わき芽を伸ばして、そのうちの1本に果実をならせるため
1株に3個の雌花に交配して、その中で1番形の良い物を大きくさせて収穫します。
一つ一つの雌花に交配していきます。
この作業で大きなスイカができると思うと何か不思議な気持ちになります。
何気なく食べている野菜も虫たちが花粉を運んで、交配して大きくなり
僕たちの体を作っていると思うと
改めて植物のすごさを感じられる瞬間でもあります。
交配させる雌花は、なるべく軸が釣り針のようになっていて
かつ大きい花を選ぶと
いい玉が収穫できます。
ボランティアのミツバチ(自然にハウス内に飛んできたハチです)
着果
交配して2~3日経つと雌花の下のふくらみが大きくなってきます。
親指程の大きさになれば交配成功です。
この時期にアオムシ、ヨトウムシ、コナガ、オオタバコガ、等のイモムシたちの
食害があるのでしかっり観察していないとすぐにやられてしまいます。
商品として出せなくなってしまいますので注意が必要です。
だいぶやられていました……(笑)
着果棒を立てる
一週間もすればここまで大きくなります。
スイカの直径が7㎝以上になると着果棒を立てます。
3日おきに色のついた棒をさいていきます。
時期にもよりますが着果棒を立て約30~40日での収穫になります。
この日は赤色の棒を立てました。
なるべく早い段階でスイカの下に皿を敷いておくと傷がつきにくくきれいな玉に仕上がります。
葉っぱが黄色くなってきているのが心配ですが
収穫が待ちどおしいです。
ではまた。
コメント